【中山道】馬籠宿から妻籠宿までを歩く

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7月の3連休の時に、馬籠宿(まごめじゅく)、妻籠宿(つまごじゅく)、奈良井宿へ行って来ました。
タイムスリップしたかのような写真を見て、いつか行ってみたい場所の一つでした。
実は旅の計画を立てるまで、そこが中山道の宿場だということすら知りませんでした。
馬籠宿〜妻籠宿間は「サムライロード」とも呼ばれていて、外国人には人気のハイキングルートらしい。
武士が参勤交代で歩いた道だからサムライロードとは、なるほど上手いこと言うなぁ。
ここまで来たら昔の人の旅気分を味わいたくなって、ハイキングすることにしました。
この日は曇り空。
夏場の歩き旅としてはちょうど良かったです。
目次

馬籠宿からスタート

ネットで調べてみたら、馬籠宿からスタートした方が下り坂が多いので楽だという情報。
翌日には中央アルプス登山が控えていたので、体力消耗しないルートに決定。

9:40出発

旧中山道に足を踏み入れると、すぐに目に入ったのがこれ。

も、萌える〜〜〜!
なんの像かよく分からないけど、苔のむした感じがたまりません。
長い年月を経たこの感じが好き。
歩き始めからテンション上がります。
まだお店も開いていないし、観光客も少なく、落ち着いて歩くことができました。
突然江戸時代に迷い込んだ様な錯覚に。
妻籠に向かう道は緩やかな登り坂が続きます。
日本人で歩いているのは私たち夫婦だけで、あとは外国人だけでした。
日本人で歩くのはやはり少数派みたいです。
車道を渡って山の中へ進む旧中山道の入り口。
石畳と緑に囲まれたお家がカワイイ。
馬籠宿を出るまで些細なことにも萌えっぱなし。
楽しい〜!
山の中の道は、石畳だったり砂利道だったり。

11:00馬籠峠

出発してからゆっくり歩いて約1時間半。
馬籠峠のところにお茶屋さんがありました。
風情がありますね。
江戸時代にもこんな風にお茶屋さんがあったのでしょうか。昔に思いを馳せたひととき。

11:15一石お休み処

こちらは無料の休憩所です。
中に入ると、セルフサービスで緑茶をいただくことができました。
管理人の方にお話を聞いたら、この建物が建てられたのは江戸中期。
旧道を歩く人は居なくなって、しばらくは空き家だったそう。
ここ数年旧道を歩く人が増えてきて、お化け屋敷の様になっていたのが忍びないということで、地元の有志の方が無料の休憩所として解放する様になったのだとか。
地元の方のおもてなしの心がありがたいです。
囲炉裏に火がくべられていました。
外は暑いのに、不思議と屋内で暑さは感じませんでした。
天井が高くて、風通しの良い空間のおかげなのでしょう。
この休憩所のそばにトイレもあるので安心です。

路肩崩落工事のため車道を迂回

一石休憩所を出て30分くらい歩いていくと、迂回案内の看板が出ていて、ここからは車道を歩きました。
自然災害での崩落は仕方ないですね。
こうして昔ながらの道が消えていってしまうのでしょうか・・・・。

12:00男滝・女滝

ずっと車道を歩いていくと、旧道に入って滝のルートを進むことができました。

まず目に入ったのは女滝。

日陰ない車道を歩いたほてった体に、この涼しさが身に染みました。

すぐお隣には男滝。

前日雨だったこともあり水量が多く、強い風圧と辺り全体霧吹きでかけられてるかのよう。

これがすごく気持ちよかった!

しばらくこの霧吹きを浴びてクールダウン。

この後何回か迂回の案内が出て車道を歩きました。

車道は味気なくて、曇り空でもアスファルトの道は暑かったです。

ずっと旧道を歩いていたかった・・・。

ちょっと離れた場所にある妻籠宿

男滝女滝から20分くらい歩くと、江戸情緒たっぷりの一角が現れました。

ここからはもう妻籠宿のようです。

一気にテンション上がります!

「こおしんづか」さんは、民宿の看板が掲げられていますが、空き家になっていました。

「まるや」さんは、現在も営業中のようです。

風情ある玄関。

素敵!

この一帯は、お店の営業はありませんでしたが、妻籠宿の規模の大きさを窺い知ることができました。

妻籠宿到着 13:00

馬籠宿を出発してゆっくりハイキングすること約3時間半。
妻籠宿に到着しました。
ただの山歩きよりも達成感が半端ない。
当時の風情そのままの建物。
本当にタイムスリップしたみたい!
こちらは木賃宿(きちんやど)。
低予算で泊まれる、米を持ち込むのが基本の雑魚寝の宿でした。
水車がいい味出しています。
紫陽花があちらこちらに咲いていてとても美しい。
紫陽花は曇り空が似合います。
脇道に入った向こう側も風情ある建物。
目に入る建物全部江戸時代っぽい風情なのがすごい。
たくさん歩いてお腹ぺこぺこ。
舞茸天ぷら蕎麦をいただきました。
蕎麦処だけあって美味しかった!
妻籠宿は栗きんとんが有名なのだけど、お腹いっぱいで食べられず。
ここで買っても温度管理ができないので、諦めました。
宅急便で送れば良かったかもだけど、当時はそこまで頭が回らないくらい疲れてました。
食事の後、歩き疲れてしまってゆっくり観光する気力なく・・・。
本陣の中を見る気力なく正面だけ。
このあとバスに乗って車が置いていある馬籠宿へ戻りました。

馬籠宿に戻って栗が忘れられず

昼ごはんを食べて少し経ったら、やっぱり甘いものが食べたくなってしましました。

馬籠宿で栗もなかアイスをいただきました。

お店の中に入って座っていただきました。

↓お店の中から見た通り道。いい感じ。

旧街道歩きの峠越え、初心者でも迷いません

山の中の旧街道を歩くことで心配だったのは、道に迷わないかということでした。
結論から言うと、全然大丈夫でした!
方向音痴の私ですら道に迷いようもないくらい、ちょっとした分岐に標識があったので安心して歩けました。
日本をよく知らない外国人だって歩けるくらいですもん。
日本人なら全然OKでしょう。

トイレの数も充実

ハイキングを楽しむために、絶対にチェックしておきたいのはトイレの数でしょう。

整備されている低山でトイレの数は1〜2箇所というところが多い中、サムライロードでは充実していました。

数えそびれてしまいましたが、3〜4箇所くらいはあったと思います。

これだけあるなら、利尿作用のあるコーヒーを飲んでいても大丈夫でしょう。

1日でハイキングと2つの旅籠の観光はハードだった

低山登山が趣味な私にとって、このハイキングルートはさほどはキツく感じませんでした。

山道は整備されていたので、足場がぐらつかないか神経を使う場面はあまりなく、必要以上に気を使わなくて済んだからです。

そうは言っても、山歩きは街歩きよりも脚力が必要だし消耗します。

情緒を味わう余力までは残されていませんでした。

馬籠宿も妻籠宿も、道を歩いて景色を楽しむだけで精一杯でした。

本当は、本陣とか建物の中も見学したかったです。

リベンジしたいですね。

次行く機会があったら、まずは出発場所の旅籠を観光して、それからハイキング。

到着した旅籠でゆっくり疲れを癒して1泊。

翌日、宿泊した旅籠の街を観光。

そんなゆったりプランにしたいと思いました。

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