想定外だった木曽駒ヶ岳登山

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梅雨明けするちょと前、念願だった中央アルプスへ行ってきました。
目標は木曽駒ヶ岳。
アルプスの中では初級者でも挑戦できるといわれている山です。
初級者でも挑戦できるのなら、50代の私でも体力的に大丈夫そう♪と思っての挑戦。
今回の登山は一応下調べをして臨んだのですが、想定外のことが多くて、ちょっと甘く見ていたなぁと反省。
いやぁ〜、怖いね!高山!
中央アルプスは2度目で、1度目は40年も昔の小学生の頃。両親が夏休みに連れて来てくれました。
当時は快晴で穏やかな天候。それはそれは素晴らしい景色でした。
どかーんとそびえ立つ山の迫力といったら。
凄すぎてゾワゾワ鳥肌が立つほどでした。
あの感動をもう一度!
ということでワクワク残念ながらロープウェイを降りたら、ガスっていて山は見えず(涙)。
遊歩道の視界はこんな感じでした。
かろうじて美しいお花畑を見ることができたので、まぁ、よしとしとこ。
目次

想定外だったこと

アルプス登山の初心者の想定外だったこととは、このようなことです。
ベテラン登山者には当たり前のことかもしれません。

1、菅の台バスセンター激混み

中央アルプスまでは車で行きました。
マイカー規制がかかっているため、菅の台バスセンターまでしか行けません。
人気の山だし混むだろうから、早めに行ったほうがいいだろうなぁ〜と思って、4時半に到着。
これなら余裕でしょ〜と思いきや!
もうすでに大混雑で、チケット売り場もバス乗り場も長蛇の列!
臨時のバスも出ていたけれど、それでも行列。
えぇぇーーーっ!マジかぁ〜。
混雑の読みが甘かった。
チケット買うまでに1時間半。バスに乗るまでに30分。
夫と手分けして並んだからこの程度で済んだけれど、一人行動の人はもっと時間がかかってたのだろうな。
まぁ、コロナ5類になった後だし、7月の3連休でしたからね。
並んでいる人たちの会話を聞いていたら、数年前はここまで激混みでなかったとか。
ある人は、夜中に到着して車の中で寝ていたとか何とか。
なるほどねー。
明るくなってから到着する時点で、もうすでに遅かったということね。
20代の頃、スノボーしてた時は夜駐車場で寝て朝を迎えてゴーなんてことしてたけれど。
20代と50代では体力全然違うし。
今それをやってちゃんと睡眠取らないで登山に臨むのは、無茶な気もする。

2、急変した天気

ロープウェイで上がって、千畳敷駅に着いた時の天気はガスっていたものの、登山道の視界はほどほどにありしました。
風はやや強めでしたが、帽子が飛んでいく心配がない程度のもでした。
これなら歩けると思って登山開始。
始めの方は何の問題もなく登れたのに、登った先の開けた場所「乗越浄土」に着いた途端、天気が急変。
ガスが強く霧雨様となり、強風ビュービュー。
気温もグッと下がり、急いで雨具を羽織ることに。
山の天気は変わりやすいと聞いてはいたけれど、想像以上。
風に煽られてバランス崩して滑落でもしたら一大事。
登山はここで無念の断念。
強風をものともせず、宝剣山荘の方へ進む登山者は多くいましたが、おばちゃんの私は無理はできません。

3、気温の変化

想定外というか戸惑ったのが、気温の変化。
事前に千畳敷カールの天気予報は、こちらのサイトでチェックしてはいたんですけどね。
寒暖差が激しすぎて、服装どうすればいいの?
車を置いたバスセンターでは、早朝とはいえ真夏の暑さ。
薄着でなきゃ耐えられません。
上は、モンベルの速乾性のブラとタンクトップと夏登山用の薄手の長袖。
下は、モンベルの下着と夏登山用の薄いズボン1枚。
上は1枚でもいいくらいだったけれど、山は絶対気温が下がるのが分かってたので暑さは多少我慢です。
だけど千畳敷カール駅に着いたら、この服装では寒いくらいでした。
雨具用の上着とズボンをすぐに着用しての登山となりました。
しばらくすると暑くて上着を脱いでちょうど良くなったけれど、乗越浄土では寒くてまた上着を着て。
これでどうにかなったけれど、他に羽織るものは綿の薄手のカーディガンしか持っていませんでした。
もし雨が降ってさらに気温が下がったら、この装備では足りないと感じました。
下半身は間違いなく寒くてたまらなかったことでしょう。
雨が降らなくて良かったです。
下界の多少の暑さを我慢してでも、ズボンの下にレギンスを履いたほうがいいのかもしれないと思いました。

4、レスキューの仕方がわからない

もう一つの想定外は、目の前で人が滑落しそうになった場面に遭遇したこと。
それは下山している時のことでした。
登って来ている70代くらいの男性が、バランスを崩してそのまま頭からひっくり返るようにして倒れてしまったのです。
足が上で頭が下になる形で、男性は自力で起き上がれない状態になっていました。
めちゃくちゃ焦りました。
少しでも着地点がずれていたら、間違いなく滑落していたことでしょう。
後続で登って来ている人が、巻き込まれなかったのは幸いでした。
看護師の私ですが、さすがにドキドキしました。
これ、どうやって対応しよう?
男性の状態も気になるけれど、狭い登山道でどうやって安全確保しようかとか、もし動けない状態だとしてレスキューの呼び方分からないよーとか。
あの感じだと頭も腰も打ってるはずなんだけど。
男性の意識はあったし、大丈夫ですと言うので夫と力を合わせて引っ張り起こしました。
そして、数分後には男性はすぐに登山再開して去って行きました。
本当に大丈夫だったのかしら?
万が一のためにレスキューの呼び方をリサーチしておこうと思いました。

またの機会にリベンジします

今回は楽しみにしていた千畳敷カールの絶景を見ることができず、残念でした。
宿泊して翌朝、晴天で標高の高い山がくっきり見えていていました。
↓これは宿の近くで見えた御嶽山
もしやと思ってSNSをチェックしてみたら、ガスひとつない美しい千畳敷カールがアップされていて、すごく羨ましかったです。
再訪する時は、今回の教訓を活かした装備で登山したいと思います。

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