50代目前、ようやく仕事がやりやすくなった

  • URLをコピーしました!
若い時にチヤホヤされてきたことは、50代目前ともなれば失われてしまいます。
もはや遥か昔の遠い話。
その一方で、中高年でなければ得られない貫禄のおかげで、仕事がやりやすくなりました。
目次

若さゆえに仕事がやりにくかったこと

若い時にチヤホヤされていい思いをしていたのは、プライベートの話。
私の仕事は看護師。
若い時はどうしても人生経験の浅いため、洞察力の未熟さや判断力の甘さは弱点でした。
その穴を埋めるために勉強はするけれど、所詮は机上の空論。
看護師の業務の一つに、患者さんやご家族に、退院指導やら生活指導やらをアドバイスしていくことがあります。
若いうちって、マニュアル通りの理想論しか言えないんですよね。
気の利いた事を言えない薄っぺらさは、自分でも気づいていました。
患者さんのほとんどが中高年から高齢者。
当時の私からしたら、親世代、祖父母世代の患者さんに対して生活指導やらアドバイスをするのです。
まぁ、まともに聞いてもらえませんでしたね。
表面上は聞いてくれたけど「何もわかってない小娘に、いろいろ言われたくないよ!」という本心が透けて見えてしまう。
中高年の人が抱えている生活背景とか、想像はしてみるけれど、的外れだったのでしょう。

結婚・子育てを経ての今

今だったら、患者さんが抱えている生活背景について、職業や立場が違っていたとしても、昔に比べたらリアルに想像できるようになりました。
中高年の人の抱えている責任の重さだとか。
自分を後回しにしてでも、相手を優先せざるを得ないどうしようもない状況とか。
その結果として病気になってしまった人に、どう寄り添うか?
正解はないのだけれど、昔よりは気が利くことが言えるようになったと思います。
専業主婦期を経て子供を育て上げた中で、身につけた生活の知恵がこういう時に役に立ってます。

無駄に若く見えない方が説得力がある

私の中の定義の一つに、若い=経験値が浅い、というのがあります。
経験値の浅い人の言うことって、どんなに正しい事を言っていたとしても、理想論をかざしているようにしか聞こえず、説得力に欠けがち。
豊富な経験から身につけた知恵も絡めた言葉なら、深みが増すというもの。
そう言うわけで見た目が実年齢よりかけ離れて若く見えると、私の仕事の場合は逆にやりにくくなります。
若く見えるということは、未熟そうに見える可能性があるから。
年齢を重ねて、酸いも甘いも知っていそうな成熟した見た目の方が、説得力が出ると思います。
またストイックに女を磨いた美魔女の見た目って、実は緊張感を与えたりします。
私が勝手に緊張してるだけかもしれませんが。
圧が強めのエネルギーを相手から感じてしまい、緊張するんですよね。
看護師の仕事は、相手に安心してもらって心を開いてもらってなんぼの世界。
清潔感のあるおばさんくらいが、ちょうどいい。
相手が身構えなくすむから。
そう思って、あえて白髪も染めずにいます。
ただ、ごま塩の白髪って気をつけないと汚く見えてしまうデメリットもあります。
なのでなるべく汚らしくならないように、まとめ髪にしています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次